弊社の取り扱いする製品は主に工事現場の仮設資材として使用されています。工事現場で使用される製品は取り扱い環境が厳しく使用途中で破損が多くみられますが、弊社では提携している仮設資材メーカーと共同で、より耐久性の高い製品設計と使用済み製品を再利用できるリユースに重点を置いた整備方法を日々研究・実践しております。
建材用フィルム
仮囲い整備用フィルムです。一般的に仮囲いの再整備には焼付塗装を行うことが多いですが、弊社取引先では一切塗装は行わず、同色のフィルムをラミネートすることで整備を完了しています。高温下で塗膜を硬化させる必要のある焼付塗装では大量の電力を消費しますが、フィルムラミネート工法ではそういった電力は必要なく、また有機溶剤など環境負荷の高い物質の使用量も大幅に削減できる環境にやさしい整備方法です。
- ①整備前 工事現場から回収された仮囲いです。汚れ・異物付着などのほか、変形なども見られます。
- ②整備 洗浄と異物除去の他、必要な際は形状補正を行い、最後にフィルムをラミネートします。
- ③施工 改めて新しい現場で使用されます。
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その他施工例1
白のフィルムに印刷をすることで意匠性を付与できます。
(写真は葉柄模様) - その他施工例2 ポリカーボネート(透明)と組み合わせて施工できます。
パネル材
硬質塩ビ製のパネル材です。主に工事現場出入り口に設置されるゲート用の部材として使用されています。中空構造で軽量化を図りながら、かつ一定間隔で内リブを立てることで強度を保っています。破損したパネル材は1枚単位で交換できるよう設計されています。また破損パネルは廃棄せず、弊社で再生ペレットの原料としてマテリアルリサイクルしています。
- ①組立前 中空構造で軽量化と強度維持を両立しています。
- ②組立 1枚単位でフレームに組み込みます。取り換え時にも破損部分のみの交換が可能な設計の為、省資源化が実現しています。
- ③施工 工事現場などの出入り口に使用されます。
- 破損品のリサイクル 破損して取り外されたパネル材は弊社で再生ペレット用の原料に使用しています。
ポリカーボネート製シート
工事現場などで使用される仮囲いの部材として採用されています。以前は安価という理由でアクリル製やPETの透明シートも使用されていましたが、弊社取引先では耐久性を重視し、高価でありますが強度の高いポリカーボネート製を採用しました。結果、製品のライフサイクルは飛躍的に向上し省資源化につながっています。
- ①組立前 屋外使用に支障のない耐候性タイプを採用していますので紫外線による劣化が一般的なシートよりも少ないです。
- ②組立 両側にスチール製のフレームをつけることでより耐久性を持たせています。
- ③施工